2013年11月10日日曜日

梅沢和木「エクストリームAR画像コア」見た




http://www.diesel.co.jp/art/%E6%A2%85%E6%B2%A2%E5%92%8C%E6%9C%A8/

これ見た。 梅ラボの作品が飾ってある。大体は見たことある作品だったけど、巨大なターポリン印刷物にiPad向けるとAR的なギミックが発動するってのが有って、それが目玉という事になっていると思う。

正直AR的なギミックに関してはまるで期待して無かったんだけど、結論から言うと凄く良かった。まず梅ラボの画像をちゃんと「画像」として視認出来るのが良かったし、それが動いてるのも良かった。画像にボタンが有ってそれを押すと動作するんだけど、それがちゃんとターポリンの方にも印刷されてるのもふざけてて良かった。

一番良かったのは、AR技術使ってるのに全然イリュージョン的でもなんでもなくて、GIF動画っぽかったところ。解像度はちょっと荒い。挙動としては、画像上のボタンを押すと集積した素材がブルブル震えて、下にストンと落っこちるって感じで、その下に新しい画像が見える。DIESELのお姉さんによると5種類あるらしい。5種類だけというのもチープで、ガチャガチャのラインナップみたいで良い。メディアアートの人みたいにランダムとかにしないのが良い。現れた画像も別に政治的なメッセージとかなさそうな感じで、意味不明で良い。大体、5種類に画像限定するのが既にガチャガチャっぽいのに、映像体験としてはソーシャルゲームのガチャっぽいのがズルい。多分史上初のガチャっぽいアート作品だと思う。やっぱガチャっぽいのが一番良い点だと思う。

DIESELのサイト見ると真面目にインタビュー答えてるけど、一歩道踏み外してたら完全に救えない人間だったというのがドローイングみると分かる。ドローイング3冊くらいあって、2007年の頃のとか公開してる。全然良くないのとかも有るけど、たまにヤバいの有る。髪の毛貼り付けたドローイングとか結構ヤバくて、問いただしたいと思った。最近のは流石に充分なコントロールが画面に行き届いてて上手さ感じるけど、5年くらい前は相当精神こじらせてたんじゃないかと思う。よく考えると全然良くないドローイング人に見せるのもヤバいし、今でもヤバいのかも知れない。

まだしばらく展覧してると思うので原宿、渋谷あたり徘徊する人は見ると良いです。ついでに表参道のルイヴィトン7階でやってるリッチな展示も、リッチな印刷物ただでもらえるので行くと良い。

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